お互い様という気持ちと感謝を忘れないで介護による家庭崩壊を食い止めよう

あなたは今、家族に介護が必要な方がいらっしゃいますか？　
介護というのは、デリケートな問題です。家族が介護をする場合、その負担は計り知れません。介護のために家族全員が協力し合うことが重要です。介護をする家族に感謝の気持ちを持ち、サポートすることで、家庭内の絆を強めることができます。

家族の絆を守るために。介護と家事を分担し、お互いの気持ちを大切に

「俺は外で働いているんだから家の事はお前がやるのが当たり前だろう？」
そんな一言で家族に介護を押し付けていませんか？

仕事をすることは確かに大変な事かと思いますが、家の事をやっている人は家事だってやっているのです。

そして、そうやって丸投げされてしまうと、介護をする人は何かあっても相談できずに、精神的にも追い詰められてしまいます。

連日残業残業といって帰宅を遅くしていませんか？
介護をする人、される人の日々の生活や状況を理解していますか？

何かあってからでは遅いのです。

きちんと家族で話し合い、家事も介護も、少しずつでも分担して、介護に関して日常生活の中でも話し合いができる環境を作り、精神的な負担を減らせる努力をしていきましょう。

これは必要に応じて使うようにしましょう。　私の母もデイサービスを利用しています。　

ずっと家に居るより、外の人達との交流や、何よりお風呂に入れて頂けるのは助かります。　

数年前、骨折をしてから家で一人でお風呂に入るのは危険だな、と思い、お風呂に入れるデイサービスを探して頂きました。

行けば体操や軽い運動も、プロの方々の目が届く所でやって頂けるので安心です。

その留守の時間は私も家でゆっくり仕事ができるので、在宅ワークとはいえ気持ちも楽になります。　

自分の時間を作ることが出来るので、お友達とランチをする為の外出時間も作れます。　一人で抱え込まない、誰かに相談できるというのはかなり家庭の崩壊を防ぐ楔になると思います。

デイサービスで迎えに来る方との会話も、「ひとりじゃない」という前向きな気持ちになると思います。

そして、もしまだなら介護認定は受けておきましょう。
母が骨折をした当時は未だ介護認定を受けていなかったので、病院へ連れて行くまでの車いすが乗れる車を調達するのが大変でした。

骨折しているかどうかもわからなかったから救急車も呼べませんでした。

まだ症状が軽くても、介護認定は受けておくのをお勧めします。　自分の親が、認知症になったと認めたくないかもしれませんが、早期発見！早期治療も必要です。現実はしっかり見つめていきましょう。

デイサービス等も、介護認定がないと利用できないですしね。

介護認定を嫌がって、家族に負担を押し付けるなんてことはあってはならない事です！

これは介護に限った話ではありませんが、「ありがとう」「いつもありがとう」そういう感謝の気持ちを常に相手に対して持っていましょう。　もちろん、言葉にして相手にも伝える必要もあります。

家族がギスギスしてしまうと、その空気は介護される人にも伝わると思います。

介護する人は介護される人へ向き合う時、「面倒だな」「嫌だなぁ」そんな気持ちでいると、相手にもやはり伝わると思います。

介護される人の気質にも因るかもしれませんが、自分自身がいつも負の感情で相手を見ていては、返って来るものも負のエネルギーだろうな、と思います。

認知症の母は、斜め上を遥に超えた受け応えが返って来るので、私はそれも楽しむことにしています。

話は戻りますが、感謝の言葉を今まで伝えていなかった人は、恥ずかしくて今更言えないと思うかもしれません。

けれど、そんな思いで今のまま過ごしていたら、いつか家庭が崩壊する時が起きてしまうかもしれません。

例えば、あなたは仕事に出かける時に、家族から「いってらっしゃい」帰って来た時に「おかえりなさい」と言われていますか？

あなたが家で介護する側なら、家族を送り出すときに「いってらっしゃい」帰って来た時に「おかえりなさい」と言ってますか？

もし、これが出来ていなければ、まずはここから修復して行きましょう。

いかがでしたか。

介護を引き金にして家庭が崩壊してしまう。

そんな悲しい現実はあって欲しくないです。

そして介護が1対1で他の目がないと、そこに『虐待』が隠れて存在してしまう恐ろしさもあります。

専門家に任せられるところはお任せして、家族の負担も減らして、お互いを思い合い、労わって感謝の気持ちを持っていられる家庭を作っていきましょう。

もちろん、そこに多少のおカネはかかってしまうかもしれませんが、家族が円満で暮らせるなら必要経費です。

その費用を捻出するのも大変なら、ケアマネジャーさんに相談してみると何かヒントが頂けるかもしれません。

そんな相談するのも恥ずかしいようでしたら、しっかり自分自身で稼いでいかれる力を身に付ける必要がありますね。　頑張って下さい。

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